ドイツ6日間ツアーのおぼえがき
「ご飯を食べたりビールを飲んだり、その国のいいところだけをみれる典型的な観光をしたいな〜」というありきたりで都合のいい発想で軽率にゆのはさんを誘い、ドイツに行ってきたことを率直に書いた内容です。自由です。
1日目
朝7時関空集合のため、早めに起きて関空T1へ。国際空港は日時関係なく、多国籍な人々で活気に湧いています。
今回はツアーのため専用ブースで添乗員さんとあい、チェックインやWiFiレンタルを済ませてコーヒーをしばきつつ、出国。
話は早速逸れますが、国際観光旅客税という1回出国するたびに1000円が航空券に上乗せされる、というクソみたいな税金が2019年1月より始まったのですが(※個人の意見です)、はてその税金はどんなふうに使われてるんでしょうねえと疑心暗鬼になりつつ、出国ゲートへ向かうと……対面式ではなく日本国籍であれば自動化されており、パスポートと搭乗券を機械にスキャンするだけで通れるじゃないですか。
人と接点がない……いい……。
上手く税金が使われているいい例を体感できました。手のひら返しは得意です。
今回は中国のフラッグキャリアである中国国際航空(エアチャイナ)を使い、北京経由でフランクフルトまでいきます。
北京にて。中国にも午後ティーはありました。
機内ではエコノミークラスでもビールやワインは無料で飲めます。飲みやすいビールで1缶余裕で飲める。
飛行機乗るまでだけなのに字数だけが嵩むので端折っていきます。
……無事にフランクフルトにつきました。
2日目
ホテルでの朝食までの時間に近くの田舎の駅へ。
これは券売機。もちろん日本語には対応していない。
駅前では日曜の朝7時ごろだというのに缶ビール片手にタバコを吸う集団がおり、ドイツの民は肝臓の鍛え方が違うのだなと感心する。
ホテルの朝食はハムやチーズが6種類ずつほどあり、パンやバターやチーズ、ビバレッジは野菜や果物のジュース、コーヒー、紅茶類までも種類が豊富だった。
どれを食べてもおいしいため、朝からフードファイトをかます。写真×2ぐらい食べてさすがにおなかぱんぱん。
貸切バスは古城街道を走っていく。
ドイツは法定速度というものがなく、ベンツやBMWがおよそ時速250kmで風をきる。
インターの合流点などは時速120kmの制限があるが、制限速度とはなんなのだ。
どうでもいい情報ですが、気になって法定速度というドイツ語を調べたところ、Geschwindigkeitsbeschränkung という28字からなる単語があるらしい。AからZよりも多い……。
読み方やその単語が本当に合っているのかはググってください(無責任)
観光バスは時速100km以上になると警告音がなるようなので、大丈夫です。
ハイデルベルクで城の写真を撮ったり、市内散策。言葉では説明しにくいので写真で感じてくれ。
日曜日なのでほとんどが閉まっている。ちゃんと休んでえらいね。
サービスエリアのカフェでチーズケーキを食べたりしつつ、ホーエンツォレルン城へ。
山の天気はせわしなく、雨が降ったりやんだり、晴れたり。
城内の見学は、自分の靴の上から巨人が履くようなデカイスリッパを履いてまわる。
見学中にドイツの幼女が私をママと間違えて手を繋いでくるというイベントが発生したのでほっこりした。
聖ゲオルクという輩がドラゴン退治をしたという像があり思わず、絶対嘘だと言い放ってしまった。
私も幼女なので思ったことが口走ってしまうんだ。
フュッセンへの移動中、山々に雪化粧がほどこされており、5月とはいえ(美しさに?)絶句せざるを得ない。
ホテルは城チカ(としか言いようがない)で流れる川の奏でる音とテラスからの景色がすばらしい。
そう、こういうのだよ求めてたのは!
明日への期待が高まったところでおねんね。
3日目
朝食後にお散歩も兼ねてホテルそばの川へ。
エメラルドグリーンでとっても綺麗。
このツアーの最大のイベントとも言える、ノイシュバンシュタイン城へ。
なんかね、すげーんだわ……雪が幻想的でよぉ……。
マリエン橋からの景色は最高であった。
前日は降雪のため、橋に立ち入ることができなかったらしい。つくづく幸運だなと思う。
橋にはリア充が永遠の愛を誓うために大量の南京錠がかけられている。
このうちの何割が今もカップルなんだろうか。
城内はででに〜のファストパスのように取得したチケットの時間通りにゲートを通り、入っていく。
僕が作る最強の城!!!!って感じでキンキラキンでさりげなくなかった(訳:とにかくすごい)
もちろん城内の写真撮影は禁止されているので、行ったほうがいい。
城内は階段での移動のため、足腰が元気なうちに!!行こう!!!
テーマパークのアトラクション出口のように、城出口へ向かう途中にお土産屋があり、マグカップやテーブル用の紙ナプキンなどを購入。
これで私も貴族っちゅーわけですよ。
お土産も購入し山道を降り、寄り道。
生クリームがきいててふわっふわのドーナツのようなものはクヴァークバルヒェンといい、ご想像の通りはちゃめちゃにおいしい。毎朝食べたい。空気みたいなのでシフォンケーキみたいにカロリーゼロのタイプです。
ゆのはさんはグリューワインも飲んでて、マグカップ1杯でくらくらしそうなほどリキュール系がきいてた。
私の知ってるホットワインはシナモンなどのスパイスをワインにいれて、温めながら香りを移すんだと思ってたんだけど、ドイツ人からすれば、温めるとアルコールが飛ぶから(?????????)オレンジリキュール系などを足すらしい。クレイジーな民族である。
ノイシュバンシュタイン城を後にし、バス移動で立ち寄ったSAで食したグラーシュというスープがとても気に入った。
割と急ぎだったため、写真がない。
そして、メインイベントのひとつでもあるローテンブルクへ。
ローテンブルクは進撃の巨人のモデルにもなったと言われる、市壁に囲まれた中世の街並みが残る町である。
家やレストランやショップ、看板、石畳の通り、全てがとにかくかわいい。最高。
街も小鳥が鳴いていておだやかで、今回の旅行で一番気に入った街です。街というより町かもしれない(フィーリング)
ジェラート屋で1.2ユーロなのにめちゃくちゃ美味しいチョコレート(トッピングは何も言わなくてもしてくれた)をいただく。
意図せずインスタグラマー的な写真になった。
特産品のフランケンワインを購入したりして、町中心部のレストランで食事。
店内は地元の人や観光客で賑わっており、ウェイトレスはディアンドル風の衣装を着ていてかわいい。
昼間気に入ったグラーシュとシュパーゲル(ホワイトアスパラガス)を注文。
ここでホワイトアスパラガスのおいしさに感動してもりもり食べる。今で言うけど3日間連続で食べることになります。
ワインもシュパーゲルもグラーシュも美味しかった〜。
食事後は町の散策。
これ!!みたことあるようなやつでしょ!!!
ガイドブックに載せれるレベルかもしれない。
市壁をぐる〜っっっとほぼ一周しながら町の空気を味わう。
市壁の入り口はこんな風になっていて、
たまにある階段は暗いので足元に注意。
なぜか壁には大阪市とあり、修復のお手伝いをじたのかもしれない。
外から見た市壁はこんな感じ。
雲ひとつない青空ですが、時間は夜の8時ぐらいだったかと思います。
特産品のフランケンワインになる白ぶどう畑がとてもよい。
ドイツで唯一のネコチャンを発見しましたが、暗くなってきていてうまく撮れず。すこしお触りしました。
このあたりから暗くなってきます。
9時半ぐらいに日が落ちて、2軒目にでもいってデザートを食べたかったけど、ドイツのクローズ時間ははやく、そのままホテルへ。
4日目
ホテルの朝食はご覧の通り、とにかくパンとハムとチーズ!これがまた美味しいの。
部屋のテラスから見えるローテンブルクもとても美しい。
朝食後はホテル近くのスーパーへ行く。
わたし、海外のスーパー、だいすき!
ドイツにきて好きになったグラーシュ、ホワイトアスパラガスにかけるスープ、ばらまきお土産用に粉末ドレッシング、チョコレート、テーブルワインなどを購入。
バスに乗り、フランクフルトへ。
フランクフルトは今まで回ってきた観光地と打って変わって金融街で、高層ビルが立ち並ぶ。
しかし、大聖堂や美術館など伝統と歴史を重んじるいろんな人で溢れかえる街。
昼食は野菜と魚が恋しくなり、サーモンと生野菜のサンドイッチ。
サブウェイ2個強分ぐらいの大きさだった。炙ったサーモンって美味しいよね。
リューデスハイムの街を散策したら、オプショナルツアーでライン川クルーズへ。
1番大きい船にあたり、テンションがあがる。
クルーズ船からみるリューデスハイムもいいね!
ケルシュという飲みやすすぎるビールを飲み干して景色を望む。古城がいっぱい。
船とバイバイしました。
フランクフルトのホテルにもどり、ディナーに繰り出す。
英語メニューがないので観光客はいないが、9時を過ぎても地元の人で溢れるはちゃめちゃに美味しいところだった。
ここでもシュパーゲルと付け合わせのじゃがいも、トッピング(という感覚でいいかわからないぐらい大きい)のシュニッツェルをいただく。
間違いなくドイツで食べたシュパーゲルのなかで一番美味しい店ですここ!!!!!
私あともう一回シュパーゲル食べるのでそう言える!!
バターの効いたオランデーズソース(エッグベネディクトのソースみたいな)とシュパーゲル本来の旨味がほんっとうにマッチして、うめえんだ。
フランクフルト名物のりんごのワインはリンゴ酢みたいにちょっとすっぱくてあっさりしているにもかかわらず、ワイお酒なんでって感じの主張をしてくる。
でました、広いのに嘘みたいにベッドが近いヨーロッパのツインルーム!
ここがツアー中で1番広いお部屋でした。
5日目
トラムで市街地まで行き、シュテーデル美術館へ。
正直教養や美術とかけ離れた人生を歩んできたので、じっくりと美術館にいくのは初めて。
聖人には後光が差してるとかそういう基本的なことに初めて気づくほどで、ゆのはさんに教えてもらいながらじっくり鑑賞しました。
歩きながら、名探偵ピカチュウのドイツのポスターを発見。
広場にいくと、挙式をあげるカップルがいた。お天気もよく、祝福される姿はつい推しと重ねてしまうのがオタクってものです。
そしてランチタイム。察しのいい方はお分かりかと思いますが、ここでもシュパーゲルを食べました。うんまい。ここのが一番太い。
ビールはジョッキで飲み干し、ホテルへ帰り、バスでフランクフルト空港へ。
エコノミークラスは3-4-3の配列でほぼ満席。関空まで戻ってきた感想をいうとしたら、やっぱ中華系だったなーという感じです。
帰りも北京で乗り継ぎして、無事関空に到着。
ゆのはさんとハグハグしてタクシーで家まで。
ジルちゃんと6日ぶりの再開をし、いっぱいいっぱいもふりました。
最後に、誰かは気になってるかもしれない今回のツアーにつかったお金。
添乗員付き ホテル、朝食、貸切バス、城のチケットその他もろもろ込みツアー代 119800円
燃油サーチャージ 21000円
オプショナルツアー 6000円
レンタルWiFi(2名で使用) 約4100円
海外保険(2名分) 約5000円
ドイツで使った全て(ほぼお土産と食事) 350ユーロ(約44000円)
特に不自由せず、トータル20万円ほどで楽しむことができました。フランクフルトまでの往復航空券がルフトハンザの場合は12万円ぐらいなので、かなりお得かと思います。6日間でも貸切バスでの移動のおかげでタイムロスがなく、要所を回れて非常に満足です。
アクティブに行動し、ドイツの食文化に限らず、歴史や文化にふれ、とても満足のいく旅となりました。
いまはVRで世界旅行ができたり、SNSを通して現地の写真や人の動きをリアルタイムで感じることができる時代ではありますが、行かないとわからないことがたくさんあるんだな〜と思ったのでした。
元気なうちに(ここ大事)ドイツ旅行、いかがでしょうか。